クレジットカード現金化は、クレジットカードを持っていてショッピング枠さえ残っていれば誰でも簡単に現金を作れる便利なサービスです。
実際にクレジットカード現金化を利用した人達の使い道を調べてみると、支払い・生活費・交際費・娯楽費など多岐に渡ります。
クレジットカードで支払うことができないものや現金でしか利用できないサービスがまだまだ多いことが分かります。
特に「ギャンブル」ではクレジットカードが利用できないものが多く現金が必要になります。
クレジットカードを使うことができないギャンブルの種類や使えない理由、ギャンブルにクレジットカードを利用する際の注意点を詳しく解説していきます。
クレジットカードが使えないギャンブル
ギャンブルといえば海外の「カジノ」のイメージが強いですが、日本ではまだカジノはなくカジノで遊ぶことはできません。
日本で認められているギャンブルには以下のものがあります。
- 競馬
- 競輪
- 競艇(ボートレース)
- オートレース
- パチンコ
- 宝くじ
公営ギャンブルといえば、公営競技と呼ばれている「中央競馬」「地方競馬」「競輪」「競艇」「オートレース」の5種類を指します。
パチンコは公営ギャンブルには含まれていないにもかかわらず、日本中に広く普及しています。
パチンコは公営ではなく民間で運営されていて分類上はゲームセンターや麻雀店と同じ風俗業に属しています。
公営ギャンブル以外で金銭を賭ける賭博行為は法律で認められていないのですが、三店方式という法律の抜け道を使うことで成立しています。
上記のギャンブルをクレジットカードが使えるものと使えないものに分けてみます。
クレジットカードが使える | クレジットカードは使えない |
競馬(中央競馬) | 競馬(地方競馬) |
競輪 | 競艇 |
オートレース | パチンコ |
宝くじ |
競馬でクレジットカードを使って馬券を購入することができるのは「中央競馬」のみになります。
「地方競馬」の馬券はクレジットカードで購入することはできません。
JRA(日本中央競馬会)の公式ホームページからJRAダイレクトに登録すればクレジットカードを使って中央競馬の馬券を購入することができます。
競輪とオートレースではクレジットカードを使って車券を購入することができます。
しかし「直接」クレジットカードで車券を購入することはできません。
「間接的」に車券を購入する形になります。
電子マネーの「デルカ」にクレジットカードでチャージして、デルカが使える専用のサイトで車券を購入します。
競輪の車券は「Rakuten Kドリームス」「Gamboo(ギャンブー)」「¥JOY(エンジョイ)」という3つのサイトで購入できます。
オートレースの車券が購入できるサイトは「Gamboo」だけになります。
宝くじもクレジットカードで購入することができます。
宝くじ公式サイトに会員登録し、クレジットカード情報を登録すればクレジットカードを使って宝くじが購入できます。
地方競馬や競艇、パチンコではクレジットカードを使うことはできません。
インターネットで地方競馬の馬券や競艇の車券を購入することはできるのになぜ、クレジットカードを使うことができないのでしょうか?
クレジットカードを使うことができない利用を詳しく解説していきます。
クレジットカードが使えないギャンブルがある理由
競馬(中央競馬)・競輪・オートレース・宝くじではクレジットカードを使うことができますが、クレジットカードが使えるようになったのは最近のことです。
使えるといっても使える上限額が決まっていたり、電子マネーに換えて間接的に使ったりと無制限に使えるわけではありません。
少し前まではすべてのギャンブルでクレジットカードは使うことができませんでした。
今もなお、地方競馬・競艇・パチンコではクレジットカードを使うこはできません。
「次のレースは間違いなくとれるのに・・・。」「あと少しで当たりそうなのに・・・。」「負けている分を何とかして取り返したい!」など、持っているお金が足りなくなって悔しい思いをした人も多いのではないでしょうか⁉
ギャンブルにクレジットカードが使えたら便利だと思っている人は大勢います。
しかし、ギャンブルにクレジットカードが使えないのには理由があります。
「ギャンブル依存症」の問題や「現金化」の問題などが理由に挙げられます。
ギャンブル依存症が増える
ギャンブル依存症とは、1970年代後半にWHOにおいて「病的賭博」という名称で正式に病気として認められました。
その後、ギャンブルがやめられないメカニズムはアルコール依存症や薬物依存症と似ている点が多いことが分かり、「ギャンブル障害」と位置づけられ依存症として認められるようになりました。
ギャンブル依存症の特徴
ギャンブル依存症になるとどのような症状があるのか見ていきましょう。
- ギャンブルをしたいという欲求を抑えられない
- 借金をしてでもギャンブルを続ける
- ギャンブルをしないと落ち着かない
- ギャンブルのことで嘘をつく
誰もがギャンブル依存症になってしまう可能性はあります。
生涯でギャンブル依存症が疑われる状態になったことがある人は成人の3.6%と推計され、約320万人に相当するといわれています。
ギャンブル依存症になると本気でギャンブルを止めたいと思っても、なかなか止められるものではありません。
ギャンブル依存症が続くと借金が膨らみ返済が滞ってしまったり、仕事を続けていくことができなくなったり、お金がないことで窃盗や強盗、横領などの犯罪に手を染めてしまうこともあります。
現金化に利用される
パチンコでクレジットカードが使えてしまうと簡単に現金化できてしまいます。
パチンコやスロットをする際にはまず、お金を払って玉やメダルを借ります。
クレジットカードを使って玉やメダルを借りることができるようになると、借りた玉やメダルをそのまま換金して現金化できてしまいます。
クレジットカードの規約では現金化目的でクレジットカードを使うことは禁止されています。
なぜ現金化が禁止されているかというと、クレジットカードを使いすぎてしまい返済できなくなってしまうことを防ぐためです。
あたり前のことですがカード会社は返済してもらえないと利益がでません。
返済できなくなり債務整理や自己破産をされてしまうとカード会社は不利益を被ってしまいます。
まとめ
クレジットカードでギャンブル(中央競馬・競輪・オートレース・宝くじ)をすることはできますが、ギャンブルにクレジットカードを使う際には注意しなければならないことがあります。
ギャンブルの種類によってクレジットカードが使える上限額や、使えるクレジットカードが決まっています。
クレジットカードの支払もギャンブルで使った分は一括払いになります。
リボ払いや分割払いにはできません。
リボ払いや分割払いにできるクレジットカード現金化をして、ギャンブルをすることもできますが使いすぎてしまうと返済が大変になってしまうことは火を見るより明らかです。
クレジットカードを現金化してギャンブルをする場合は、返済計画をきちんと立ててご利用は計画的にしましょう。
ギャンブル依存症についても説明しましたがギャンブル依存症が疑われる場合は、ひとりで抱え込まずに周囲の人や専門の機関に相談するようにしましょう。